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細穴加工リン青銅絞り板|C5191P 薄板板金加工例(薄板円板加工例)

伸銅品の薄板バネなどによく利用される板金材料である C5191P(リン青銅板)の精密板金加工サンプルとして、中心に絞り穴として利用する細穴加工を行った薄板円板(細穴加工リン青銅絞り板)の製作実例をご案内しています。

製品情報、板金加工内容・部品加工データの詳細、設計・加工のポイントなどをご紹介していますので、お見積もり・ご注文の際の参考にしてください。


■ 細穴加工リン青銅絞り板(絞り穴付き薄板円板)

■ 製品サンプル写真
細穴加工リン青銅絞り板(絞り穴付き薄板円板) リン青銅板 C5191P t0.25 |企業様向け精密板金加工部品写真 細穴加工リン青銅絞り板(C5191P) 薄板円板加工
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■ 製品情報・加工データ詳細

  • 加工カテゴリー : 小物・薄板精密板金、板バネ加工
  • 製品名称 : 細穴加工リン青銅絞り板(仮称)
  • お客様 : 企業様向け
  • 製品用途 : 平滑度計用水銀柱部品の一つとして利用(詳細使用方法は不明)
  • 設計者 : お客様
  • 加工用図面形式 : CAD作図によるFAX紙図面
  • 製品構成部品点数 : 1点
  • 組立方法 : −
  • 製品概略サイズ : φ15.9mm(外径)×0.75mm(内径)×0.25mm(厚さ)
  • 素材材質・材料 : りん青銅板 C5191P(旧JIS記号:PBP2)/比重(密度)8.89
  • 板厚 : t0.25mm
  • 表面処理 : なし
  • 製作数量 : 10個
  • ブランク加工方法 : シャーリングカット(1)、ワイヤーカット(ワイヤー加工)(2)
  • 曲げ加工内容: −
  • 曲げ加工箇所数: なし
  • 絞り加工 : なし
  • 穴加工方法 : 細穴ドリル
  • 穴加工数 : 1-φ0.75
  • タップ加工数 : なし
  • 溶接箇所 : 溶接なし
  • 溶接後の表面処理 : −
  • 図面指示の特定寸法公差 : 外径φ15.9(+0、−0.2)、円中心絞り穴φ0.75(+0、−0.1)
  • 図面指示なき寸法公差 : 板金加工品の一般公差(JIS B 0408-B(3) 打抜き・曲げ・絞り)
  • 金型又は簡易ジグ製作の要否 : 不用
  • 加工難易度 : レベル2
  • 材料費価格(材料コスト) : レベル1
  • 加工賃価格(加工コスト) : レベル2
  • 表面処理価格(表面処理コスト) : −
  • トータル価格(トータルコスト) : レベル2
  • 納期 : レベル2(注文後営業日7日以上程度)
  • 評価(満足度) : レベル4

■ 注記(用語の説明)

注(1).シャーリングカット(シャーリング加工)
鋼板・板材を切断すること。切断の原理は、紙を切るハサミと同様。
以下のような機械で加工する。
シャーリング(右は足踏み式)
注(2).ワイヤーカット(ワイヤー加工)
工作物と電極との間の放電現象を利用して行う加工。
走行する金属製(主に真鍮製)のワイヤー電極を用いて電極・工作物間に短い周期で繰り返されるアーク放電によって被加工物表面の一部を除去する機械加工の方法。
ワイヤー加工は、被加工物が電気を通す材質(導体)でなければ加工できないという特徴がある。精度の高い加工が可能なため金型を製作するために広く用いられる。ワイヤー加工を行う工作機械をワイヤ放電加工機という(参考写真以下)。
ワイヤ放電加工機(実物写真&概略図)
注(3).JIS B 0408-B
金属プレス加工品(金属板を打抜き・曲げ・絞りによってプレス加工したもの)の普通寸法公差(特に図面に指示のない寸法の公差、一般公差)は、JIS B 0408(金属プレス加工品の普通寸法公差)に規定される等級”B級”によるという意味。各等級の普通寸法許容差は以下。
JIS B 0408(金属プレス加工品の普通寸法公差)の打抜き・曲げ及び絞りによってプレス加工したものの普通寸法公差(一般公差)

■ 細穴加工リン青銅絞り板の加工図面、設計・加工のポイントなど

■ 細穴加工リン青銅絞り板の概略図面

この細穴加工リン青銅絞り板(細穴加工リン青銅絞り板)の形状を表す図面は以下の図面になります。
(実際の製作用図面ではなく、説明用に描いた図面になります。)

細穴加工リン青銅絞り板(細穴加工リン青銅絞り板) C5191P t0.25 の図面・形状
【細穴加工リン青銅絞り板(りん青銅 C5191P t0.25)の加工図面】


■ 設計・加工のポイント

この細穴加工リン青銅絞り板の加工のポイントとしては、円板中心にあるφ0.75の細穴の加工になります。
細穴加工機による穴加工も可能ですが、外作になることや、細穴加工機を使うほど極小の穴でもないこと、それほど高精度の穴径寸法が要求されるものではないことなどの理由から、ドリル加工により穴あけしています。
また、外径φ15.9の加工は、薄板であることや適応するパンチ型もないことから、ワイヤ放電加工機を用いてワイヤーカットしています。

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